受け口(反対咬合)の矯正治療

受け口(反対咬合)とは?

受け口(反対咬合)とは?

下の前歯が上の前歯よりも前に出て、噛み合わせが逆になっている状態です。
「そのうち治るだろう」と思われがちですが、受け口が自然に治ることは稀です。
「奈良おとなこども矯正歯科」では、骨格からのアプローチが必要か、歯の傾きだけの問題かを丁寧に見極めたうえで治療方針をご提案します。気になる様子があれば、当院までご相談ください。

こんな様子はありませんか?

  • 下の前歯が上の前歯より前に出ている

    噛み合わせの逆転が続くと、あごの成長にも影響することがあります。

  • 受け口が成長とともに目立ってきた

    身長の伸びと同時に下あごが成長し、症状が進むことがあります。

  • かかりつけで「様子を見ましょう」と言われたが不安が残る

    骨格由来かどうかの見極めが重要な時期です。

  • 発音や噛み方が気になる

    噛み合わせのズレが、発音や咀嚼のしにくさにつながることがあります。

  • 頬杖をつく・片方だけで噛むクセがある

    あごに一方向の力がかかり続けることで、噛み合わせのズレに影響することがあります。

子どもの受け口って何歳から治せばいいの?

子どもの受け口って何歳から治せばいいの?

早ければ4、5歳から検討できますが、この年齢では早期治療で使う取り外し式の器具をうまく使えないことが多いため、実際には6〜7歳頃で治療することが多くなります。
9歳頃から受け口の治療を始めても、しっかり治すことはできますが、すでに成長してしまった骨の形や大きさを変えることはなかなか難しいため、早めに治療することをおすすめしています。

子どもの受け口は大きく分けて何タイプ?

受け口とひとことで言っても、原因はいくつかのタイプに分かれます。

前歯の傾きが原因 骨格には問題がなく、前歯の生える角度だけが逆になっているタイプ
上あごの成長不足 上あごの成長が遅れていることで、相対的に下あごが前に出て見えるタイプ
下あごの成長が強い 下あごの成長量が大きく、前に出てしまうタイプ
複数の要因が重なっている 前歯の傾きと骨格のズレが両方関係しているタイプ

タイプによって適した装置やアプローチが異なるため、当院ではまず丁寧な検査でどのタイプかを見極めます。

年齢によって治療の目的が変わります

3〜5歳 前歯の反対咬合を改善しつつ、舌の位置や呼吸などの機能面を見ていく時期です
6〜11歳 あごの成長のバランスを見ながら、骨格からのアプローチを検討する時期です
12歳以降 永久歯の噛み合わせと、成長期に残った骨格差を評価する時期です

年代ごとの詳しい内容は、乳歯列期・混合歯列期・永久歯列期の各ページでもご紹介しています。

受け口の治療で大切にしていること

骨格由来か、歯の位置だけの問題かを見極める

1.骨格由来か、歯の位置だけの問題かを見極める

受け口には、あごの骨格そのものに原因があるケースと、前歯の位置だけがずれているケースがあります。
原因によって適した治療やタイミングが異なるため、当院ではまず丁寧な検査でどちらのタイプかを見極めます。

成長のピークに合わせた早期アプローチ

2. 成長のピークに合わせた早期アプローチ

受け口の治療は、成長のピーク(おおよそ6〜12歳ごろ)に合わせて進めることが顔つきの変化にも重要です。
他院で「手術が必要」と言われたお子様が、当院で一期治療のみで改善した例もあります。

3.症状に応じた装置の選択肢

受け口のタイプや年齢に応じて、以下のような装置を検討することがあります。

プレオルソ やわらかいマウスピース型の装置。取り外しができ、比較的低年齢から使用できます
ムーシールド 主に就寝時に使用するマウスピース型の装置。上あごの成長を促す目的で用いることがあります
上顎前方牽引装置(フェイシャルマスク) 上あごの成長を促す取り外し式の装置。骨格性の受け口に用いることがあります
リンガルアーチ 前歯の位置だけが原因の場合に、裏側から歯を動かす固定式の装置

治療後も、成長に伴って症状が再度現れることがあるため、当院では治療後も経過を見ながら丁寧にフォローしています。

一期治療で外科的な治療を避けられたケースもあります

受け口の治療では、成長期のアプローチによって将来の選択肢が変わることがあります。

ケース1:一期治療のみで完了したお子様

治療前
治療後

9歳から12歳までの3年間、一期治療のみで噛み合わせを改善できたケースです。永久歯への生え変わりに合わせてアプローチしたことで、二期治療(本格矯正)や外科的な処置が必要になる可能性を大きく下げることができました。

主訴 受け口が気になる
診断 受け口(反対咬合)
治療内容 一期治療のみ
治療期間 9歳〜12歳(3年)
費用 480,000円(税込)
主なリスク・副作用 歯の移動に伴う痛みや違和感、歯根が短くなる歯根吸収、装置周囲の虫歯・歯肉炎、治療後の後戻りの可能性があります

ケース2:一期治療のみで手術を回避

治療前
治療後

「かみ合わせがおかしい」「下あごがずれている」と気になっていた8歳の女の子のケースです。上下の顎の横幅・前後のバランスにずれがありました。早期治療が必要な理由を保護者へ丁寧に説明し、お子様には毎回の治療内容を鏡や写真を使って説明することで、不安なく治療を進めることができました。2年間の一期治療のみで、将来的な外科手術の可能性を限りなく0に近づけることができました。

主訴 かみ合わせがおかしい。下あごがずれている
診断 受け口。上下の顎の横幅・前後的なバランスにずれ
治療内容 一期治療のみ
治療期間 8歳〜(2年)
費用 480,000円(税込)
主なリスク・副作用 歯の移動に伴う痛みや違和感、歯根が短くなる歯根吸収、装置周囲の虫歯・歯肉炎、治療後の後戻りの可能性があります

「とりあえず様子を見ましょう」で終わらせない

「とりあえず様子を見ましょう」で終わらせない

「受け口が自然に治ることは稀で、そのほとんどは適切な時期に矯正的にアプローチすることが必要です」。当院の院長はそう考えています。
「とりあえずマウスピースを入れておこうか」というような判断は、お子様の人生に関わることだからこそ、当院では絶対にしません。「もし自分の子どもだったら」という視点で、骨格から治療が必要なのか、歯の傾きだけで良いのかを、一つひとつ丁寧に見極めます。早期の治療によって、大人になってからの外科的な治療を避けられる可能性があります。

よくある質問

Q. 受け口は自然に治りますか?

A. 自然に治ることは稀です。特に骨格が原因の場合は、早めの相談をおすすめしています。

Q. 何歳から治療を始めるといいですか?

A. 症状や成長段階によって異なります。成長のピークに合わせたタイミングが重要なため、気になった時点でのご相談をおすすめします。

Q. 受け口の種類によって治療法は変わりますか?

A. はい。あごの骨格そのものが原因の場合と、前歯の位置だけが原因の場合とでは、適した装置やタイミングが異なります。診断のうえで丁寧にご説明します。

Q. 一度治療すれば、もう受け口にならないですか?

A. 成長に伴って症状が再度現れることもあるため、治療後も経過を見ながらフォローします。必要に応じて追加の対応をご提案することもあります。

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