出っ歯(上顎前突)の矯正治療
「出っ歯かも」と感じたら
「うちの子、出っ歯かもしれない」そう感じたことはありませんか?
上の前歯や上あごが前方に出て見える状態を、出っ歯(上顎前突)と呼びます。原因はあごの骨格、前歯の傾き、指しゃぶりや口呼吸などの癖まで多岐にわたります。
「奈良おとなこども矯正歯科」では、原因を丁寧に見極めたうえで、成長期にしかできないアプローチを検討します。気になる様子があれば、当院までご相談ください。
こんな様子はありませんか?
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指しゃぶり・口呼吸の癖が続いている
前歯を押し出す力がかかり、出っ歯の原因になることがあります。
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舌で前歯を押すクセがある
飲み込むときに舌が前に出る癖も、前歯を押し出す一因になります。
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前歯が前に出て見える
転倒やスポーツ時に前歯をぶつけやすくなることがあります。
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口が閉じにくい
唇を閉じづらいことで、乾燥や虫歯のリスクにつながることがあります。
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上下の前歯にすき間がある(開咬気味)
前歯で物を噛み切りにくいなど、咀嚼のしにくさにつながることがあります。
子どもの出っ歯って何歳から治せばいいの?
出っ歯は、原因が歯の傾きなのか、あごの骨の成長によるものなのかによって、適したタイミングが変わります。
目安は7〜8歳頃からです。前歯が出ている状態を早めに改善することで、抜歯を避けられる可能性が高まるだけでなく、転倒やスポーツ時に前歯をぶつけてしまうリスクを減らすことにもつながります。指しゃぶりや口呼吸などの癖が関わっている場合は、癖の改善にも本人の協力が欠かせません。
子どもの出っ歯は、前歯だけの問題とは限りません
「前歯が出ている」という見た目は同じでも、原因はいくつかの要素に分かれます。指しゃぶりや舌で前歯を押す癖が長く続くと、前歯の位置だけでなく口元の印象や顔つきにも影響することがあります。
| 上の前歯が前方に傾いている | 前歯そのものの角度が原因のタイプ |
|---|---|
| 上あごが前方に位置している | 骨格そのものが前に出ているタイプ |
| 下あごが後方に位置している | 下あごの成長が相対的に不足しているタイプ |
| 口呼吸・舌癖が関係している | 癖によって前歯が押し出されているタイプ |
| 複数の要素が重なっている | 上記が組み合わさっているタイプ |
原因が一つとは限らないため、当院では複数の観点から丁寧に評価します。
出っ歯だから顎を広げればいいわけではありません
出っ歯の治療というと「あごを広げる」イメージを持たれる方が多いですが、原因によってアプローチは異なります。
| 歯列を広げる | 前歯が並ぶスペースが不足している場合に検討します |
|---|---|
| 下あごの成長を見る | 下あごの成長が不足している場合、成長を促すアプローチを検討します |
| 前歯の傾きを改善する | 骨格に問題がなく、前歯の角度だけが原因の場合に検討します |
| 習癖を改善する | 口呼吸や舌癖が関係している場合、癖の改善もあわせて行います |
原因に合わないアプローチでは改善が難しいため、診断のうえで最適な方法を組み合わせます。
当院が出っ歯(上顎前突)の治療で大切にしていること
1.原因を見極めたうえでのアプローチ
出っ歯は、あごの骨格そのものが原因の場合と、癖や舌の使い方が原因の場合があります。
セファロ分析(頭部X線規格写真)で上下のあごの位置関係を確認することで、骨格が原因なのか、歯の傾きや癖が原因なのかを見極めることができます。
原因によって適したアプローチが異なるため、当院ではこうした検査結果をもとに治療方針をご提案します。
2. できる限り抜歯なしでの改善を目指します
成長期にしかできない介入によって、抜歯をせずに改善できる可能性があります。舌の位置や呼吸の癖の改善もあわせて行うことで、根本的な原因にアプローチします。
セカンドオピニオンで来院した8歳のお子様のケース
他院で将来抜歯が必要になるかもしれないと言われていた8歳のお子様のケースです。実際にお口の中を確認すると、永久歯が並ぶスペースが不足していて、前歯が押し出されたように見える状態でした。抜歯の可能性についても正直にお伝えしましたが、装置をしっかり使うという本人の意志を確認したうえで、非抜歯を目指す方針で治療を開始しました。指示以上に装置を使っていただいた結果、非抜歯で治療を終えることができました。
| 主訴 | 他院で将来抜歯が必要と言われた |
|---|---|
| 診断 | 永久歯萌出スペース不足(前歯が押し出されて見える状態) |
| 治療内容 | 一期治療 |
| 治療期間 | 8歳〜(3年) |
| 費用 | 480,000円(税込) |
| 主なリスク・副作用 | 歯の移動に伴う痛みや違和感、歯根が短くなる歯根吸収、装置周囲の虫歯・歯肉炎、治療後の後戻りの可能性があります |
3. 装置の選択肢
症状や年齢に応じて、以下のような装置を検討することがあります。
| プレオルソ | やわらかいマウスピース型の装置。癖の改善とあわせて使用することがあります |
|---|---|
| 拡大床 | あごの幅を広げ、前歯が並ぶスペースを確保する取り外し式の装置 |
| マウスピース型矯正装置 | 混合歯列期のお子様にも対応した透明なマウスピースタイプの装置 |
| 機能的装置(ヘッドギア・バイオネーター等) | あごの成長のバランスを整える目的で、主に就寝時に使用する装置 |
放っておくとどうなるか、正直にお伝えします
出っ歯を放置すると、転倒やスポーツで前歯が欠けたり折れたりするリスクが高まることがあります。また口が閉じにくいことで、乾燥や虫歯のリスクにつながることもあります。
発音のしにくさや、見た目を気にして人前で笑いにくくなるといった影響につながることもあります。すべてのお子様に必ず起こるわけではありませんが、当院は「もし自分の子どもだったら」という視点で、メリットだけでなくこうしたリスクも正直にお伝えしたうえで、治療の必要性を判断します。
よくある質問
Q. 出っ歯は何歳から治療できますか?
A. 症状や原因によって異なります。癖の改善は早い段階から取り組めるため、気になった時点でのご相談をおすすめします。
Q. 抜歯は必要になりますか?
A. 成長期に介入することで抜歯を避けられる可能性がありますが、症状によって異なります。診断のうえで正直にお伝えします。
Q. 本人は気にしていないようですが、治療した方がいいですか?
A. 見た目だけでなく、口を閉じにくいことによる乾燥や虫歯のリスクにもつながるため、気になる様子があれば一度ご相談いただくことをおすすめします。
Q. 指しゃぶりなどの癖はどう改善すればいいですか?
A. 癖の改善は、装置の使用とあわせて少しずつ取り組んでいただくことが多いです。お子様の状況に合わせて無理のない方法をご提案します。

