大人の歯のスペース不足の矯正治療
大人の歯のスペース不足とは?
あごの大きさに対して歯が大きく、永久歯がきれいに並ぶスペースが足りない状態です。
乳歯のうちはきれいに並んでいても、より大きな永久歯に生え変わる際にねじれたり重なったりすることがあります。
「奈良おとなこども矯正歯科」では、成長期のうちにスペースを確保することで、将来の抜歯を避けられる可能性を広げます。気になる様子があれば、当院までご相談ください。
こんな様子はありませんか?
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前歯が重なって生えてきた
あごが小さいことで、永久歯が並ぶスペースが足りていないサインです。
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永久歯がねじれて生えている
スペース不足により、正しい向きで生えられないことがあります。
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乳歯のすき間が少ない
永久歯に生え変わったときにガタつきやすい傾向があります。
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八重歯になりそうと言われた
あごを広げることで、永久歯が並ぶスペースを確保できる可能性があります。
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歯磨きで磨き残しが増えた気がする
歯が重なっていると歯ブラシが届きにくく、虫歯や歯肉炎のリスクにつながることがあります。
子どもの歯のスペース不足、何歳から開始するのがベスト?
永久歯が並ぶスペースが足りているかどうかは、早ければ7歳頃、遅くとも9歳頃までに確認しておきたいポイントです。
この時期に顎の成長を利用してスペースを整えておくことで、将来的に抜歯をせずに歯並びを整えられる可能性が高まります。
スペースが足りないまま永久歯が生えそろってしまうと、対応できる選択肢が限られてしまうことがあります。治療期間は長期にわたることが多く、永久歯が生えそろった後に追加の調整(二期治療)が必要になることもありますが、それでも早めに土台を整えておく価値は大きいと考えています。
そもそも、どうやってスペース不足を判断するの?
「なんとなくあごが小さい気がする」だけでは判断が難しいため、当院では以下のような点を確認しています。
| 永久歯の大きさ | これから生えてくる歯がどのくらいの大きさかを予測します |
|---|---|
| 現在使えるスペース | 今の歯列にどれだけの余裕があるかを確認します |
| これから生える歯の本数・位置 | まだ生えていない永久歯の状態をレントゲン等で確認します |
| 乳歯の残り方 | 早期に抜けた歯がないかなど、生え変わりの進み方を見ます |
| 6歳臼歯の位置 | 奥歯の生え方が前後の歯並びに影響することがあります |
| 歯列の幅 | あご全体の横幅が、永久歯に対して十分かを確認します |
こうした情報から、どのくらいのスペースが不足しているかを具体的に判断します。
スペースを作る方法は、顎を広げるだけではありません
スペース不足の治療というと拡大床のイメージが強いですが、実際にはいくつかの方法を組み合わせます。
| 歯列の幅を整える | 拡大床などで、あご全体の横幅を少しずつ広げます |
|---|---|
| 生え変わりで生じるスペースを利用する | 乳歯が抜けたタイミングを活かし、永久歯が並ぶ余地を確保します |
| 奥歯の位置を管理する | 奥歯が前方に動きすぎないよう管理し、スペースを保ちます |
| 永久歯が生える場所を維持する | 装置で場所を確保し、隣の歯が寄ってこないようにします |
| 必要なら部分的に歯を動かす | 特定の歯だけを部分的に動かしてスペースを整えることもあります |
症状に応じて、これらを単独または組み合わせてご提案します。
この時期に大切にしていること
1.拡大床で非抜歯を目指す
拡大床という取り外し式の装置で、あごの幅を少しずつ広げてスペースをつくります。
効果は装着時間に大きく左右され、日中の使用が必要になるケースも多くあります。
歯の大きさに対して土台が不足していたお子様
| 主訴 | 将来の歯並びが心配 |
|---|---|
| 診断 | 歯の大きさに対する土台(顎骨)のスペース不足 |
| 治療内容 | 一期治療※土台を整える治療 |
| 治療期間 | 8歳〜(3年) |
| 費用 | 480,000円(税込) |
| 主なリスク・副作用 | 歯の移動に伴う痛みや違和感、歯根が短くなる歯根吸収、装置周囲の虫歯・歯肉炎、治療後の後戻りの可能性があります |
矯正カウンセリングにお越しになった際、保護者様から「この子の将来の歯並びがどうなるか心配です」とご相談をいただきました。検査の結果、歯の大きさに対して歯が並ぶための土台(骨)が小さいことがわかり、土台を整える治療から始めました。型取りが苦手で最初は不安そうな様子でしたが、治療を通して少しずつ慣れていく様子が見られました。今回は子どもの治療のみを希望されていたため、この段階で一旦治療を終了しています。
2. 経過観察を含めた長期的な管理
スペース不足は、早ければ7歳頃、遅くとも9歳頃までに気づいて長期的に管理していくことが大切です。拡大床でスペースを広げたあとも、永久歯が生えそろうまで経過を見ながらフォローし、必要に応じて永久歯が生えそろってからの調整(二期治療)につなげることもあります。
海外在住のお子様、約1年半で改善
| 主訴 | 将来歯を抜きたくない |
|---|---|
| 診断 | 歯の大きさに対する土台(顎骨)のスペース不足 |
| 治療内容 | 一期治療※前歯の位置の改善、土台(スペース)の管理 |
| 治療期間 | 約1年6ヶ月 |
| 費用 | 480,000円(税込) |
| 主なリスク・副作用 | 歯の移動に伴う痛みや違和感、歯根が短くなる歯根吸収、装置周囲の虫歯・歯肉炎、治療後の後戻りの可能性があります |
海外にお住まいの方から、「どうしても将来歯を抜きたくない、子どものうちにできることをしてあげたい」というご希望で相談を受けたお子様のケースです。前歯が反対になっている、前歯の上下が閉じずに空いている、大人の歯が生えるスペースが足りていない、上下の前歯の重なりが浅いといった症状が見られました。将来的に成長へ影響する可能性がある前歯の位置を改善したうえで、大人の歯が並ぶスペースを確保するために土台の管理を行いました。
約1年半の滞在期間中に治療を終え、母国へ帰られる際に日本語で「ありがとう」とお礼の言葉をいただきました。
「もし自分の子どもだったら」を判断基準にしています
当院では、「もし自分の子どもだったら」という視点で、必要な治療かどうかを判断しています。
あごの骨や歯肉には限界があり、無理に拡げることは、この視点に立てば治療のゴールにはなりません。将来の永久歯列まで見据えたうえで、本当に必要な量を見極めることを大切にしています。また、非抜歯を目指してはいますが、必ず非抜歯で終えられるとお約束するものではありません。
永久歯が生えそろってから対応しようとすると、あごの成長が終わっているためスペースを広げることが難しく、抜歯が必要になるケースが増えます。だからこそ、成長期にしかできないアプローチとして、早期の相談をおすすめしています。
よくある質問
Q. 拡大床はどのくらいの期間使いますか?
A. 症状によって異なりますが、永久歯が生えそろうまで長期的に経過を見ながら使用することが多いです。
Q. 必ず抜歯を避けられますか?
A. 早期の介入で可能性は広がりますが、必ずというわけではありません。診断のうえで正直にお伝えします。
Q. 乳歯の間はきれいなのに、治療が必要ですか?
A. 乳歯がきれいに並んでいても、より大きな永久歯に生え変わる際にスペース不足が表面化することがあります。気になるサインがあれば、早めのご相談をおすすめします。
Q. 何もせず様子を見るとどうなりますか?
A. あごの成長が終わってからではスペースを広げにくく、将来的に抜歯が必要になる可能性が高まります。成長期のうちに一度ご相談いただくことをおすすめします。

